※当ブランド調べ、あくまでも私見であることをご了承ください。
「金属アレルギー」とは…
アクセサリーや腕時計などの肌に接触している金属部分は汗や体液で溶けだしています。
その溶けだした、金属イオンが体内に入り込みタンパク質と結合して「アレルゲン」となり
免疫の働きで、異物とみなして記憶され、再び同じ金属が入り込むことで免疫が過剰に反応し、
触れた時に皮膚がかぶれてしまうことを「金属アレルギー」と言います。
シルバーアクセサリーでも金属アレルギーになるのか?
シルバーアクセサリー自体は、金属アレルギーになりにくい金属のひとつなのですが、
一般的なシルバーに使用される、シルバー925や950のような、銀合金はシルバーと割金で生成されるので、この割金がアレルギーの原因になる場合があります。
日本の場合、シルバーアクセサリーに使用される、シルバー925や950の割金に使われる金属は
主に銅なのですが、イエローシルバーやピンクシルバー等のカラーシルバーを作る際には
割金に、金やパラジウム、アルミやニッケル、コバルト、クロム、亜鉛等…
の金属が使用されるので、金属アレルギー原因になる可能性があります。
このように、シルバー(銀)自体は金属アレルギーになりにくい金属なのですが
アクセサリーに使用される、シルバー950や925等の銀合金の場合、割金に使用される金属…
主に銅などが、アレルギーの原因になる可能性があります。
※割金の種類と配合は各メーカーによって若干違ってきます。
最も金属アレルギーになりやすいベスト5
1.水銀
2.ニッケル
3.コバルト
4.錫(すず)
5.パラジウム
※特に、ニッケルやコバルトはアクセサリー以外にも、我々の身の回りのモノに
いろいろ使用されているので、注意が必要です!
同じジュエリーやアクセサリーに使用される、ゴールド(金)はどうなのか?
シルバー同様、ゴールド(金)もアクセサリーで使用する場合には、18K、14K等の割金を配合した金合を使用しますので、その割金に反応してアレルギーを起こします。
※ちなみにK18(18金)の場合の内訳は、金75%、銀12.5%、銅12.5%
反対に金属アレルギーになりにくい金属とは?
それは「チタン」です!
「チタン(純チタン)」は空気に触れると酸化して、表面に酸化被膜を作ります。
この酸化被膜のおかげで、純チタンは汗やリンパ液に触れても溶けだすことがなく
金属アレルギーになりにくいのです。
※しかし、シルバー同様割金に反応する場合があります。
最も金属アレルギーになりにくいベスト5
1.チタン
2.銀(シルバー)
3.プラチナ
4.金(ゴールド)
5亜鉛
どうしたら金属アレルギーにならないのか…?
金属アレルギーは、一度発症すると二度と治らないと言われています。
アクセサリーや時計など皮膚に直接密着するものは、アレルギーに起きやすい金属が含まれている物の使用はできるだけ避けるようにする。
特に、夏場の汗をかく季節には、できるだけ金属には触れないようにすることが大事です。
また、長時間の使用や、ピアスホールに通すピアスなどの使用は慎重にする!
リングやペンダントトップ、ブレスレット等のアクセサリーを常に清潔な状態に保つ!
身に着ける側の自分の体(皮膚)も清潔に保つことが大切です。
※しかしながら、これらのことをすべてやったからと言って、絶対に金属アレルギーにならないとは言い切れません。
追記...
金属アレルギーは、シルバーアクセサリーやジュエリー以外からも発症する場合があります。
特に、金属アレルギーを起こしやすい金属の上位にもありました、ニッケルとコバルトは我々の身の回りのものにいろいろと使用されている場合がありますので、注意が必要です!
※眼鏡の金具、ヘアピン、硬貨(小銭)、入れ歯等々…
※チョコレートにもニッケルやコバルトが使用されている場合があります。
もし、ご自分に金属アレルギーがあるかどうか知りたい場合は、皮膚科にて「パッチテスト」を受け、自分が何の金属アレルギーなのかを調べることをお勧めします。
シルバーアクセサリーも金属アレルギーになることはあるのか?
ということでいろいろ書いてきましたが、まとめると、シルバー(銀)は金属アレルギーになりにくい金属の上位に入ります。
しかし、シルバーアクセサリー等に使用される、シルバー950や925などは割金に銅などを使用しているため、その割金に反応してまれに金属アレルギーを起こす場合があります。
ただ、割金の割合が5%~7.5%の間なので、Kゴールド(金)ジュエリーに比べると比較的金属アレルギーになりにくい金種ということが言えると思います。
※18Kの場合、割金内訳…金75%、銀12.5%、銅12.5%
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